思いがけない展開
翌々日の10日(木)、カラスの子どもの様子を見たいような見たくないような気持ちのまま公園へ行ってみた。
気温が低く雨模様だったので、もしや・・・の不安もあった。
あのゴミ箱はあるのだろうか?
あった。
傘を広げて、カラスの子どもが雨に当たらないようにしてあった。
そして、水に濡れないように保護されたA4の紙に「カラスの子どもがいます。親カラスが威嚇するかもしれないので、近寄らないでください。」と印刷されてカゴの前に留めてあった。
すごい・・・と思った。本気だ。
そして翌日、また見に行ってみた。
そしたら、市の名前がある工事現場などで使われるコーンが置いてあり、黄色と黒の模様のついた棒が渡してあって、強力な立ち入り禁止体制になっていた。
市が動いたのか?
そもそもゴミ箱も、公共のものだったけれど。
カラスの子どもをお世話した人が、普段から市と濃い繋がりを持っているのだろうか。
こんなにまで手厚く管理されるようになるとは、夢のようだ。
手負いのからすの子どもに関わったことで、辛い思いをするかもしれないと思っていたが、大人も捨てたもんじゃないと救われた気持ちになった。